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沖縄不動産情報

沖縄住まい/不動産コラム

2010年01月17日

建築家としての人生を変えた大地震



1月17日といえば関西ご出身の方には忘れることができない日かと思います。しかしそのとき関東にいた私自身もこの日は一生忘れることができません。あの光景を目の当たりにし、私の人生が変わったといっても過言じゃありません。

高速道路の倒壊、市庁舎の圧壊、家屋の崩壊など。

建築家を目指していた私としてはこの光景はあまりにショッキングでした。そしてあまりの建築の弱さに何故こんな事態になったのか自問自答してしまった次第です。

正直、建築家がもう少し地震のことを考えていれば避けることができた被害も多く、デザイン優先で建築を設計するこれまでの輩に疑問を抱かざるを得ませんでした。

何故構造や機能性を後回しにしてデザイン優先にする輩が多いのか?

この後、私は度々デザイン優先の輩とぶつかることが多くなったのも事実。しかもそのデザインには建築家のエゴばかりで機能性を無視したものがあまりに多く、根拠の無い形状があまりに多かった。

しかし設計段階では見た目はものを言うことが多く、結局その自己満足なデザインが通ってしまうことが多かったの事実。しかしそういう物件は完成後に使いにくかったりして不便きわまりない結果になったのも事実。

それなのに何故に建築家はデザインばかりを優先するのか?

結局、この地震のあとも同じようにデザインばかりで構造や機能性を後回しにしたものがあまりに多く、結局建築家を辞めた原因の一つになったのかもしれません。

しかし悔いはありません。

最後に設計した建物は自分がほぼ全てプロデュースしたのですが、その物件は徹底的に形ばかりのデザインを排除して、そのデザインを優先させようとする輩の案を採用しませんでした。まぁ完成まで携わることはできず、工事中に変なデザインを組み込まれてしまっていましたが、それでも全体像としては機能優先のものができたと思っています。

そういう意味でも建築家を辞めた悔いはありません。

この地震のあの光景を目にしていなければ、またこの地震で倒壊した建物のようなものを自分も作っていたかもしれません。また今なおそのようなスタンスで建築家を続けていたかもしれません。

ただ、実際に被災された方はこれとは比べものにならないほどの影響があったと思います。

なのでこのような内容は安易に綴りたくはありませんでしたが、15年という節目になった今日。この思いがあまりに強く蘇ってしまいましたのでコラムとして綴った次第です。

最後に現在の建築家および建築家を志す人たちへ。

建築は使う人あってのものであることを忘れないでほしい。決して建築家のエゴで作るべきものではないということを。この地震で建築群がどうなったかを忘れないでほしい。そして被災された人たちのことを。

建築は人の命を守るべきものであることを。

日時: 2010年01月17日18:05|不動産:住まい・家・建物





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