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沖縄マラソン情報

沖縄マラソン大会情報/ランニングコラム

【大会:宮古/伊良部エリア】

初のウルトラマラソン!「宮古島100kmワイドーマラソン」(2016年1月)



今までフルマラソン専門でマラソンをやってきて、ハーフも基本的には調整程度でしか参加したことがありませんでした。でもそのフルマラソンもタイム的にはまだ縮めることもできそうなんですが、速くなれば速くなるほどマラソンがつまらなく感じてきてしまいました。純粋にフルマラソンを4時間かければ4時間楽しめますが、3時間で走り切っちゃうと3時間しか楽しめませんからね(笑)。まぁ苦痛も3時間で済むのかもしれませんが、ある程度のタイムが出ると苦痛はあまり感じなくなってくるんですよ。むしろ楽しく走ることを主眼に置いている自分としては、速く走れば走るほどどんどんマラソンが楽しくなくなってきてしまいました。しかも速くゴールするとそれだけ仲間を待つ時間が長くなるだけで、な-んにも良いことがないように感じてきました。とりあえず2015年3月に参加したとあるマラソンの「第1回大会」を最後に、ガチでタイムを目指すのは止めようと思いました。その最後のガチ大会でもタイムは良かったものの(自己ベスト2のタイム)、大会そのものが大都市圏の大会ではあり得ない「距離不足」というものになっちゃいましたけどね(笑)。まぁあれはあれでいい思い出です。

そこで次なるステージ。山を走る「トレイル」も検討したことがありますが、いかんせん沖縄には山がないので練習できないし、登山はコースもペースも自由にしたいのに、他のランナーに追われたり決まったコースしか走ることができないトレイルは、一度大会に参加してみて自分には合いませんでした。そして次にチャレンジしようと思ったのがまさに「ウルトラ」こと42.195km超を走る「ウルトラマラソン」。沖縄だと宮古島の「ワイドーマラソン」が有名ですよね。なにせ宮古島は一周が約100kmとおあつらえ向きの島。っていうか沖縄でウルトラマラソンを昔から開催しているのは宮古島だけなんですよね-(最近ようやく他の離島や本島でも開催されてきましたが沖縄のウルトラマラソンといえば宮古島)。

開催時期は毎年1月中旬。マラソンするには良い時期です。でも問題はそのための調整期間に年末年始が入ること。忘年会に新年会シーズン。しかーし、ウルトラマラソン経験者に聞くと、フルマラソンのようにタイムを削るものじゃないので、体重とか飲食とか気にしなくて良いとのこと。むしろ痩せている人はある程度太らないと、100kmは厳しいということさえ言います。となれば減量も食事制限も必要無し?その気軽さもウルトラマラソンへのチャレンジした要因です。もちろん走る距離はフルマラソンの2.5倍近くあるので、苦痛も2.5倍。でも「やらずして後悔するよりまずはやってみること」を心がけているので、とにもかくにもエントリーしてしまいました。

ちなみにウルトラマラソンは距離が長いだけあってエントリー費も高め。フルマラソンの宮古島マラソンが5000円でしたが、このワイドーマラソンは15000円。距離は2.5倍でも参加費は3倍。でもこれでも本土のフルマラソン大会とエントリー費は変わらないんですよね-。しかも裏技でエントリーを郵便振込にすればATMなら手数料はたったの「80円」。RUNNETとかのインターネットだと5%とか手数料が取られるので、この無駄な手数料が「1/10」で済みます。離島の大会だと郵便振込が可能の大会が多いので、おすすめですよ。


■エントリーとスタート&ゴールは宮古島南部の下地体育館!遠い・・・



前置きが長すぎましたがw、無事にエントリーを済ませていざ宮古島へ。ちなみに宮古島だけじゃなくウルトラマラソンって制限時間が14時間にもなるので、スタートは早朝。なのでエントリーは必ずその前日にまでに行われます。でも宮古島でのワイドーマラソンのエントリーはなんと!平良市街や宮古空港からかなり離れた「下地体育館」。与那覇前浜の方が近い場所です。しかも宮古島には路線バスが不便なので、公共交通網ではエントリー会場へは行けません。加えて唯一あった大会側が用意した送迎バスも1日1本のみで、しかも私が宮古空港に着く前に出てしまうものだけ。

エントリーのためだけにバイクや車を借りるのもいやですし、歩いて行くには遠すぎる。結果、自分で自転車を持って宮古島入りしました。その理由は平良市街からより宮古空港から行った方が下地体育館まで近いと言うこと。100kmマラソンにもなると、前日の多少の運動が翌日の大会に大きな影響を及ぼすレベルじゃないので、その点も気になりませんでした。さすがに大会当日は自転車でスタート&ゴールでもある下地体育館まで行きませんでしたが、レース翌日の島巡りに活用できますからね。

ってことで宮古空港から下地体育館まで約8km。自転車なら30分もかかりません。途中、与那覇前浜にも寄って島気分を満喫しつつエントリー会場へ行きました。大会前日は冬の沖縄としては珍しいぐらい良い天気で、空気も乾燥していて清々しかったです。この陽気が大会当日まで続けば良いな-って希望を持たせてくれる感じでした。ちなみにスタートは午前5時。当日は会場まで大会側が送迎バスを用意してくれて、午前3時に平良市街発。途中、様々な宿泊施設を経由して行くので片道12kmの道のりも1時間近くかかります。まぁ自分で運転せずに済むし無料なので致し方無しです。

しかしそのバスにあんなことがあるとは・・・


■バスがまさかの事態!スタート前からつまずく宮古島ワイドーマラソン



宮古島ワイドーマラソンには100kmの部門の他に、50kmと22kmと2kmがありますが、50kmと22kmはゴールがほぼ一緒の時間設定になっているので、スタートが早朝なのは100kmだけ。午前5時にスタートなので、無料送迎バスが平良市街を出るのが午前3時(会場には午前4時着)。なので午前2時には起きなければなりません。もはや寝ないで起きている方が楽な時間ですが、でも100kmも走るとなると前日にしっかり寝ておかないと、体力以上に精神的にダメージが残るので、早めに夕食をとって早く寝て、そして午前2時には起きました。

ちなみに宿泊するホテルによっては、その午前2時は無理としても午前3時に出発するまでに朝食や弁当を準備してくれるところが多いそうです。私が泊まったホテルも朝食付きプランだったのですが、お弁当を頂きました(でも食べたのはゴール後)。そして送迎バスが待機するはずの宮古島市役所前へ。予定では宮古島市役所前を「午前3時10分発」とナス運行表に書いてあったので、午前3時ちょうどにホテルを出ればちょうどいい時間。市役所まで3分程度の場所がバス乗り場ですからね。もちろん他の平良市街の宿に泊まっている人も同じようにバス停へ向かいましたが、午前3時過ぎに行くとバスはまだ来ていません。まぁ巡回バスなので他を回っているのかな?って思ったものの、予定時間の午前3時10分になっても来ません。3時20分になっても来ません。3時30分になっても来ません!これはおかしいと思っても、時間が時間なので運営事務局への電話もできません。ただ以前は市役所前を「午前3時ちょうど発」だったことを思い出しました。

まさか・・・

的中。午前3時に誰も乗せずに出発してしまったらしいです。まさに「オーマイガッ!」。午前3時に立ち尽くすたくさんのワイドーマラソン参加者。どうすることもできません。でもこのバスを待っている間に仲良くなった他の選手と話し合って、とにかくタクシーで行こう!ということに。幸い、バス待ちの人はかなり居たので、一緒に乗ればタクシー代もそんなに高くなりません。しかも運営事務局へ直訴すればタクシー代も戻ってくるかも?午前3時だったのでタクシーが捕まるか否か微妙でしたが、島のタクシーもこの日にワイドーマラソンがあるのを知っていて、タクシーは簡単に捕まりました。しかしスタート前のスタート地点に行くだけで、こんなトラブルがあるとは・・・何かがありそうな初ウルトラマラソンのワイドーマラソンなのでした^^;
第26回宮古島100kmワイドーマラソン バス運行表(PDF)


■初の深夜スタート!ケミカルライトは百均のものでも大活躍!



結局、相乗りで乗ったタクシーはバスより早く着きました。まぁバスは各宿泊施設を巡回してくるので当たり前ですね。しかもタクシー代も運営事務局で支払ってくれると言うことで、結果オーライ。でも早く着きすぎてちょっと暇です。なのでトイレもすいすい入ることができたので準備万端。1月の沖縄は夜明けが最も遅い時期なので、午前5時前は真っ暗。しかもスタート直前にスコールがあってどうなるかと思いましたが、スタート時間にはすっかりあがって、雨なしでスタートできそうです。ちなみにこの日の天気予報は午後から雨。まぁ気温が高いので、後半の雨も心地いいかもしれませんね。南国でのマラソンでの雨って逆に身体を冷やしてくれていい面もありますので、この段階では特に気にしていませんでした。逆に沖縄の天気予報は外れて晴れる場合もありますので、気にしても仕方ありません。

そして午前5時。スタート。スタート場所は宮古島でも南部の郊外なので、外には街灯がほとんどなくて真っ暗でした。でも参加者が持っているライトでそれなりに明るかったですし、何より大会参加者はケミカルライトを持って走ることを義務づけていたので、その明かりを追っていけば道を間違えることがありません。ケミカルライトも百均で売っているもので十分ですし、しかも宮古島の百均(ダイソー)でも売っていましたしね。大きめのものでも3-4時間はもちますし、さすがに午前5時スタートでも3-4時間もすれば明るくなりますからこれで十分。私も前日に宮古島のダイソーで白色の明るさがかなりあるものを購入しました。もともとケミカルライトはあたりを明るく照らすものではないのですが、あまりに宮古島の道が真っ暗だったので、ケミカルライトだけでも道路が見えていましたね。

しかし序盤に来間大橋と伊良部大橋を渡るものの、ケミカルライトの明かり以外真っ暗。幸い、2016年から伊良部大橋に街灯が設置されたので、多少の明るさはありましたが、写真撮影できるレベルではありません。あっ、もちろん今回もデジカメを持って走っていましたよ。っていうかウルトラマラソンの場合、食べ物などを持って走る人が多いので、デジカメ1個ぐらいはなんてことありません。私もケミカルライトの他にデジカメ、それと塩分補給のための塩とお菓子(ブルボンのプチを2本)を持って走りました。

そして前半は予報通り雨なしで、むしろ晴れるのでは?ってぐらい光景も!?


■実は来間大橋でとんでもない事態が!知らぬが仏でそのまま続行



宮古島100kmワイドーマラソンは、下地体育館をスタートして最初に来間大橋を渡って折り返し、そのあと伊良部大橋を渡って折り返したら池間島を目指します。しかしこの来間大橋折り返しでとんでもない事態が発生!でもその事実を知らないまま、ランナーは100km先のゴールを目指すこととなりました。その事態はゴールするまでほとんどの人が気づいていませんでしたが、私を含めて一部のランナーはうすうす感づいていました。その詳細は後ほど。

伊良部大橋を渡ったところでようやく明るくなってきて、次に目指す池間島では良い感じの天気にさえなってきました。しかも池間大橋を渡る際は海が綺麗に望めるほど。池間島は40km地点なので、それを折り返しても残り60km。でも基本的にウルトラマラソンって「マラソン」というより「ジョギング」に近い感覚なので、この40km地点までもそんなにきつさは感じませんでした。そもそもコースも歩道があれば歩道を通る感じなので、普段の島の中を走っている感じ。交通規制は特にしていないらしいです。ランナーは車道を走っても歩道を走ってもいいみたいですが、多くの人は車が通るので歩道があれば歩道を走っていましたね。っていうか大橋では歩道の方が景色も綺麗ですしね。

そして45km過ぎの、スタート前に預けた荷物を受け取れるポイントに到着。着替えたい人はここで着替え、食べたいものがあればスタート前に預けておけばここまで持ってきてくれます(もちろん要らないものも回収してゴールまで持って行ってくれます)。私は着替える気はなかったので食べたいものを受け取って、不要になったケミカルライトを預けただけ。食べたいものは「紅芋あんぱん(笑)」。100kmともなると必ずエネルギー不足になるので、甘い物とパンが欲しかったので事前に買っておきました。しかしあまりお腹が空いていなかったのでそのまま持ってしばらく走ること20km(笑)。最後は形が別の物体に変わっていました^^;

あとウルトラマラソンって一般的に10時間以上も走るので、途中他のランナーと併走してしゃべりながら走ることも多いんですよね。私もこの45kmポイントから先は20kmぐらいかな?一緒に他のランナーとしゃべりながら走りました。なにもその人はもう10回以上ウルトラマラソンに参加していた超ベテラン。その人の初ウルトラでは「サブ9(9時間未満で100kmを走りきること)」を達成したらしいです。ちなみにウルトラマラソンで「サブ10」というのが大きな目標になるのですが、この「サブ9」はフルマラソンを3時間以内で走る「サブ3」に匹敵!その人の話によると、初めてのウルトラではペースとか気にせず「行ける時に行っちゃえ!」の感覚にするといいよって。この一言が今回の初ウルトラで絶大な効果を示すことは、この時点ではまだ分かりませんでした。


■天気が悪化し暴風雨マラソンに!?



ちなみに北端の池間島を折り返した40km地点からは南向き。次の折り返しの南端の東平安名崎まで猛烈な向かい風でした。約40km先の80km地点手前まで、フルマラソンの距離を延々向かい風なんて考えただけでも恐ろしくなりますが、こればかりは逃げようがありません。しかも60km地点ぐらいから雨がぽつぽつ。40km地点の池間島では青空さえ望めそうな状態だったのに、結局予報通り後半は雨っぽかったです。しかもその向かい風も加わって、激しく降るタイミングではまさに「嵐」。っていうか台風の中のレースの様相でした。しかも宮古島の東側は集落もほとんどなく、街路樹もまばらなので風よけがほとんど期待できません。加えて延々アップダウンの繰り返し。強烈な坂はないものの、ボディブローのようなアップダウンが延々何十kmも続きます。しかも東平安名崎に近くなればなるほど雨が激しくなり、さらに吹きさらしの東平安名崎に入るとまさに暴風雨。東平安名崎には樹木が全くなく、しかも海に突き出した岬なので暴風がそのまま抜けます。

何度横に飛ばされそうになったことか。。。

でもこの東平安名崎では岬先端の灯台まで行って折り返すので、その折り返した後はあとのランナーとすれ違うのでお互い励まし合いました。最もキツイ暴風雨で折れそうになりましたが、この声の掛け合いはホントに大きかったです。ウルトラマラソンって他のランナーは「ライバル」ではなく「仲間」の意識が強いんですよね-。ちなみに東平安名崎には集落もありませんし、暴風が抜ける場所なのでエイドもありません。そんな中、灯台でランナーに折り返し誘導をしていたスタッフの方には感服です。ランナーは一時通り過ぎるだけで済みますが、スタッフの方はあの暴風雨の中で何時間も誘導することとなると思うと、ホントにマラソン大会はスタッフに支えられているんだな-って思います。特に今回は途中のエイドも暴風雨の中で苦労したと思いますので、エイドに寄るたびに「ありがとう」と声を掛けるようにしました。ホントにホントにその気持ちしかありませんでしたからね。

そして東平安名崎を折り返して80km地点を通過。ここからはまさに・・・


■命の危険を感じる残り20kmの暴風雨!乗り切った方法とは?



80km地点。ここでもスタート時点で預けた荷物を受け取ることができる場所。といってもスペシャルドリンクや食料程度を預けることができる場所で、ここで私も最後の補給をしようと思いました。しかしこの80kmになるとこの日一番の暴風雨。海宝館から七又海岸やインギャー側への道路に入るところにあったのですが、その道に入った直後に南向きになったところで突風が真っ正面から!正直、いくら走っても前に進みません。そんな中でエイドをしてくれたスタッフの方。ホントにホントに感謝です。ちなみにこのエイドでは事前に「ミスドのドーナツ」を預けておきましたが、土砂降りだったのですぐにびっしょり。それでも強引に口の中の押し込み、暴風雨の中へ・・・

そ・し・て・・・この日一番の暴風雨到来。目の前、真っ白で何も見えません。視界1m。もはや濡れるとか濡れないとか、水たまりを避けるとか避けないとかの次元じゃありません。でもここまでの豪雨になると自然と笑顔になります。っていうか笑うしかないレベル(笑)。もはややけくそです。さらに豪雨は続き、気づけばコース上の道路は至る所で冠水。まだ私の時間帯は最大でもくるぶしまでの深さで済みましたが、後から聞いた話では下手すると膝上までの水深を走ることになる場所も。しかもこの最後の20kmを海沿いの道なので、陸に流れた雨水がそのまま道路を経由して海に流れるので、何度も足を横にとられそうになりました。冗談抜きに「ここで足を取られたら海まで流される」と思うほど。直接的な命の危険を感じたマラソン大会は初めてかも?

でもこんなに悪天候のマラソン。一生に一度ありませんよね。そういう意味では二度とできない経験を、しかも初ウルトラマラソンで体験できるなんてね(笑)。しかも正直なところ、雨が降ってからは身体の火照りも全てとれて、一緒に走ったランナーのアドバイスの「行っちゃえ!」で一気にペースアップしていたのでした。この豪雨の場面ではさすがにペースは落ちましたが、それでもここまでペースアップできていたので、ロスは少なかったのではないでしょうか。冠水した部分も「アスレチック」と思って走りましたし、途中はあまりの豪雨で何も聞こえないので、大声で歌いながら走っていました。ちょっと古い歌だけど・・・

「土砂降りの中、傘も差さずに、オレは宮古を走っている♪これからもずっと、がんばるよ♪ゴールを目指したいから-♪(原曲:Get Along Together)」

この歌でかなり気持ちが楽になり、最後の20kmを乗り切れたといっても過言ではありません。途中、抜かれた人に聞かれたか否かは知りませんが^^ゞ


■もはや笑える光景!ここはどこ?私は何をしているの??



残り5kmの「95km」地点。結局80km地点からの豪雨は一度も弱まることなし。しかしここで自分のGPS時計を見ると何故か「98km」。えっ?あと2km?でもコースはあと5km??そーなんです。冒頭の来間大橋でのとんでもない事態。走っている間もうすうす分かっていましたが、誘導ミスで距離が長くなっていたんです。つまり来間大橋での折り返しポイントを誘導ミスで間違えて、公称「+2km」、実質私も含めてほとんどのランナーのGPS時計では「+3km」も走らされることになったんです。初ウルトラで「100km」のつもりが「103km」も!なのでこの95km地点は「残り5km」は間違いないのですが、実際は「98km地点」。いやはや、豪雨だけじゃなく距離まで初ウルトラでこんな洗礼を浴びるとはね^^;

しかもこの95km(98km)地点。いわゆる上野ドイツ文化村の入口へと下る坂で、宮古島まもる君がいることでも有名な交差点へ向かう道。道路のはずなんですが、どう見ても濁流の川状態。もしかしてこのまま走らないで流れに乗った方が早いんじゃない?ってぐらいの強烈な濁流でした。あまりの濁流にコースを誘導しているスタッフも笑っていました。もはやランナーもスタッフも笑うしかない光景です。こんな状況の中、マラソン大会で、しかも100km、いや103kmというマラソンを走るなんて、走りたくてももう一生ないでしょう!最後の5kmは完全にツボに入ってしまったようで、笑いながら走り続けていました。最初の暴風雨ではさすがに笑えませんでしたが、そのうち慣れてくると楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。もちろん冠水しているところでは走ることができる歩いていましたが、でもここまで100km(103km)、全く歩かず走って来れたのも雨のおかげだと思います。そういう意味では初ウルトラでの雨は私にとってはラッキーだったかもしれません。

ちなみにこの残り5kmから2km走った、公称「97km」地点。私のGPS時計は「100km」だったので、時計はここで止めました。どのみち公認レースではないと思うので、ゴールタイムが何かに影響することもありませんし、自分としては初の100kmがどのくらいで走れたのかを知りたかったので、時計を止めちゃいました。そして残り3kmはジョギングよりもさらに遅いスピードで、のんびり余韻を楽しみました。もちろんまだ豪雨です(笑)。


■103kmのゴール!大変だったけど楽しかった初ウルトラマラソン



結局、雨は60km地点ぐらいから一度も止まず、特に80km地点からゴールまでは猛烈な暴風雨。特に80km地点からの5kmはいわゆる「記録的集中豪雨」レベルで、あとで調べたら1月として観測史上最高の降水量だったとのこと。正直、ウルトラマラソンで一番降水量が多かった大会なのでは?ってぐらいのレベルでしたね。台風の中、ウルトラマラソンをやらない限りこの記録は破られないでしょう。今回はスタートして半分が終わった後の豪雨だったので、中止もできませんでしたからね。まさに一生に一度しか味わえない、まさに「記録的」なウルトラマラソンだったと思います。

そしていよいよ103kmのゴール(笑)。最初の写真と同じ場所です。撮影時間もほぼ一緒。まさかたったの24時間でここまで状況が変わるとは夢にも思いませんでした。でもこの豪雨のおかげで正直なところ途中の50km地点過ぎで釣りそうだった足も、雨がクールダウンしてくれて、そのままゴールまで行けちゃいましたからね。しかも初ウルトラでの目標もクリアしていて、今回は雨に助けられた感じです。ゴールまでのこの道もすっごい楽しくて、豪雨の中でしたが満面の笑みでゴールすることができました。今までのどんなフルマラソンよりも最高な気持ちでゴールできたといっても過言ではありません。最高にきつかったレースコンディションで、しかも初の100km。一生記憶に残る大会ですね。ちなみに目標は「明るい内にゴールすること」だったので、それは103kmでも問題無くクリア。数値的にも満足できるものだったので、雨のおかげで結果も良かったです。一般的にウルトラマラソンは夜明け前にスタートしても、多くの方は暗くなってからゴールするので、明るい内でのゴールは一つの目標になると思います。豪雨の中で暗くなると不安も大きくなりますしね。

ちなみにゴールした後。さらに豪雨が激しくなり、2m先の外のトイレにすら行けませんでした。しかもゴール後は何もしないで立っているだけで、周辺が水たまりになるレベル。まさに服を着たまま海に飛び込んで出てきた状態でした。でも雨なのでべとべと感がなくてイヤな感じじゃなかったです。当初は一度市街のホテルに戻ってシャワーを浴びて着替えて、会場へ戻ってくる予定でしたが、あまりの豪雨でバス停まで行くこともできませんでした。豪雨のおかげで汗を全て流してくれて、しかも着ていたウェアも「天然洗濯機」状態で匂いも汚れもありませんでした(どんだけ豪雨さ)。強いて言えばシューズはシャレにならないレベルでしたが、もともとマラソンのあとはビーサンに履き替えるので特にその後は問題ありませんでした。

とにもかくにも発のウルトラマラソンは無事にゴール。ゴール後も同じ苦労(経験)をした人と、雨宿りをしながら盛り上がっていました。完走パーティまで豪雨は収まらず、結局ゴール地点近くに何時間も居続けました。ホント、ウルトラマラソンってランナー同士が「ライバル」ではなく「仲間」の意識があって良いですね。楽しい楽しい豪雨の中の初ウルトラマラソンになったのでした^^v


■完走パーティはワイドーマラソンも食べホ飲みホ!



あれだけずぶ濡れになってもちっとも辛く感じなかった、初ウルトラマラソンとなった宮古島ワイドーマラソン。なんと!この大会も宮古島マラソン同様に完走パーティの費用がエントリー代に含まれているらしく、食べホ飲みホ。しかもウルトラの方が歴史が長いだけあって、料理も豪華。宮古牛のステーキが食べ放題には驚きました。飲み放題も発泡酒とかじゃなくドラフトビールだし、とにかく飲みも食べるも大満足。でも外はまだ雨でしたけどね-。

でも制限時間間際の方が雨は弱まったようで、完走パーティのあとの平良市街までのバスに乗るのも雨が気にならないレベル。まさにレース中だけ豪雨だったというわけですね。ホントに、こんな経験二度とできませんね。普通はこんな酷なレースコンディションで初ウルトラを走ったら、二度と走りたくないと思うかもしれませんが、私は全く逆。絶対に次も豪雨でも参加したい!と。っていうかこれ以上悪い天気は絶対にないので、どんな天候でも絶対に楽しめる自信があります。

しかしまさかこの豪雨の中でも経験が、1ヶ月半後の「ヨロンマラソン」で活かされることになるとはね^^ゞ


■そして大会翌日は晴れまくり!巡り合わせってこんなもの



ウルトラマラソン翌日。雨のレースって疲れがあまり残らないのですが、翌日の朝は普通に起き上がることができました。もちろん筋肉痛はあるものの、豪雨ということもあって無理せず走っていたのが幸い。故障どころかマメも大してできていませんでした。しかも実を言うと、100kmの途中でトイレに一度も行かなかったんです。大きい方も小さい方も。フルマラソンでもいつもお腹を壊してレース中にトイレに駆け込むことが多いのに、100kmもの道のりで時間も何倍もかかるのにトイレ無し。豪雨でそれどころじゃなかったのかな?あと給水も豪雨だったので、口を開けていれば自然と水分補給になるので、過度に飲まなかったというのもありますね。

でも一番は笑うしかない豪雨で楽しくて、余計なことを考えなくても良かったことかな?いろいろな意味で私の初ウルトラマラソンでの豪雨はプラスになりましたね。といってもやっぱり翌日のこの晴れ模様は恨めしく感じますが、宮古島にはレース翌日も宿泊予定だったので、レースでずぶ濡れ&泥だらけになったシューズを窓際に干して、翌日は自転車で行ける範囲をサイクリング。マラソンのあとの自転車は、使う筋肉が違うので意外といいリハビリにもなるんですよね。といっても平良市街から来間島まで往復した程度。さすがに伊良部大橋は行く気にもなりませんでした。しかし大会翌日の宮古島。前の日の豪雨の面影さえありませんでしたね。山や川が無い島なので、水の引きも早いので、水たまりもほとんどありませんでしたし、何より天気が良かったので路面もすぐに乾いていました。

この晴れた中でウルトラマラソンを走りたかった!と思いそうですが、晴れている中でのマラソンが一番きついので、雨の方がまだマシです。でもあそこまで豪雨になるとさすがに足も止まりますけどね-。しかもあのプールのような冠水で走るのは不可能。まっ、これも良い経験でしたけどね。


■総括。二度とできない経験ができて、とにかく楽しかった。豪雨に感謝!



豪雨こそありましたが、タイム的にも目標を大きくクリアできましたし、何より「キツイ」と感じること無く103km(笑)を走り切れたので、私の初ウルトラマラソンは大成功だったと思います。強いて言えば豪雨はどうでも良いのですが、距離はきちんと100km走ってゴールしたかったですね。今回で第26回にもなるのに、私が参加したときだけ距離が伸びるってちょっとね-。そういえば2015年3月に参加したの本土の某大会でも、第1回で距離不足というものもありましたね(笑)。あっちは200m足りなかっただけでしたが、今回は2-3kmも長かったんですからね-。まぁ足りない方が問題多いですが・・・

次はきちんと100kmでゴールができる大会になることを願っています。ちなみに順位やタイムは内緒です。っていうか今回の豪雨の大会、男子も女子もトップタイムが去年よりももの凄い速いんですよね-。やっぱり雨のウルトラマラソンは良いタイムが出やすいということですね。そういう意味ではやっぱり豪雨に感謝です。また来年も参加したいな-。もはやどんな天気でもへっちゃらです。でも暑いのだけは勘弁かな?来年1月も宮古島へ行く策略を立てています^^ゞ

宮古島市の「宮古島100kmワイドーマラソン」の詳細情報
レース中の豪雨の様子の写真もあり!宮古島の新聞での情報







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